ルアーフィッシングのみならず、釣りをするなら偏光レンズが必須になるシーンもあります。
とくに海底の状況をじっくり観察したいときや、初めてのポイントを攻めるときには地形なども把握しておきたいですね。
今回は僕のように普段からメガネをかけているアングラーにとっての変更グラスの選び方についてのお話です。
先に結論を述べてしまうと、釣りに使うなら偏光グラスに関してはメガネの上からつけるクリップタイプがお勧めです。
その理由は、実際にクリップタイプを使ってみてわかったことでした。
偏光グラスの釣り仕様は度付きが不便な理由
度付きの偏光グラスは高価なのがデメリット
実をいうと、僕自身は偏光グラスを使い始めるのがかなり遅く、今になって思えば、ずいぶん損したなと思うくらいです。
それではなぜ食わず嫌いのように使わなかったのかというと、ただ単に価格が高いから手が届かないと思い込んでいたからです。
今回は『メガネ君にはメガネの上からつける偏光グラスがおススメだよ』というお話なのです。
そもそも僕の場合、メガネの上からつけるクリップタイプのものがあることを知らなかったというのが最大の敗因でした(笑)
度付きの偏光グラスはメガネ屋さんで作らないといけない
僕の場合は小学生からのバリバリの「ど」がつく近眼なので、メガネとともに生きてきた人生です。
メガネって、強度の近視の人間にとってなくてはならないものですが、壊してしまったり運転用と勉強用で度数が違うものを用意したりと、とにかくお金がかかるものでもあります。
その感覚が染みついてしまっているので、とにかく釣りのためだけに度付きの偏光グラスを作るなど、ありえなかったのでした。
とくに乱視も入っていて、左右の裸眼視力が違う僕にはレンズがそもそも高いし、使用頻度も日常ではサングラスをつけるわけでもないので、偏光レンズなどは釣り以外で使うことがないわけです。
となると、ただでさえメガネをワンセット作るのにお金がかかるのに、釣りのためだけにそこそこいいロッドに匹敵する出費は考えられなかったのです。
手元の作業に偏光レンズは不便
実際に偏光グラスを着けて釣りをするようになって、その効果に感動すら覚えたのですが、海中を見続けているときはいいのですが、リーダーを組んだり、細かい作業をするときはやりずらかったです。
なにせ色が入っているわけで、昼間でも見るものすべてが暗く見えるので、手元の作業をするときは外したいくらい見えづらいです。
よく、釣り系のテレビ番組やYouTube動画を見ていても、帽子の上にサングラスをセットしているアングラーさんがいますが、これも偏光グラス越しに見えると不便なときにこうしているのでしょう。
偏光グラスはメガネの上から着けるクリップオンがおススメな理由
着脱が自在
今回は僕のように裸眼では釣りどころか車の運転もできないような近視のアングラーに向けたお話です。
つまり、釣りをしているときは、いついかなる時でも裸眼でいることはできないわけでメガネを頻繁に交換することはできませんし、紛失したり落としたりする可能性もあります。
できれば着けっぱなしにしておきたいわけで、
・メガネは外したくないけど色付きレンズを外したい時もある
・時間の経過で夜になれば色付きは不要になる
・強い日差しのときと薄曇りの日ではレンズの色の濃さを変えたい
こんな要望が出てくるのですが、普段使っているメガネの上から着けるものなら、これらの問題はすべて解決します。
なによりも、メガネに着けた状態でいつでも上にはね上げることができるので、仕掛けをするときはレンズを上に上げてしまい、海に向かってキャストするときはすぐに偏光グラスにすることができます。
さらに、夕方の西日が差しこんでくるときなどは、逆光で眩しいときもグラスの色が濃いものだと助かりますが、日が暮れて夕闇になれば、すぐさま偏光レンズだけを取り外してしまえばいいのです。
偏光グラスの脱着に関しては、普段からメガネをかけている人のほうが、有利だと思えるくらいです。
カスタマイズも自由
着脱が簡単にできるということは、偏光レンズの色の濃さを2種類用意しておいてその日の天気に合わせて選ぶこともできます。
真夏の炎天下では海面の照り返しから目を保護するためにもやや濃いめのレンズを使用したいですし、ポイントの開拓のために海中以外のものを観察したいときは、やや色の薄いものが便利です。
これを度付きの偏光レンズで用意するとなると、かなりコストがかかってしまい、しかもメガネって割れたり曲がったりするので取り扱いにも気を使います。
安価なので複数持っておける
これはさきほどの「色違いを複数持っておく」というお話とカブってしまいますが、クリップタイプの偏光グラスは、メーカーや機能によって価格も違いますが、比較的に安価なので、車の中に常備させたり、タックルケースにそれぞれ入れておいたりすることもできます。
車の運転にも使えるよ
釣りに使用する用途の偏光グラスでも、車の運転にも問題なく使用できます。
「偏光」とはいっても視界が歪んでしまうわけでもないので、実際に僕は偏光グラスを着けたままでポイント移動のためにクルマを走らせることもありますが、夕日が車内に差し込む時間帯の運転に重宝しています。
まとめ
今回は、つねにメガネをかけているアングラーに向けての、偏光グラスは脱着が簡単なクリップタイプがおススメだというお話でした。
とにかくコスパがいいということもありますが、矯正視力の場合はメガネのレンズは普段から使っているものをそのまま使うほうがなにかと違和感がなくていいです。
なかには強度の近視だったり、乱視、左右の視力に大きな差がある場合などは、うかつにメガネを換えてしまうと、転倒したりする危険性もあります。
お金がかかるから、安いものをというだけではなく、体の一部のように馴染んでいるメガネをそのまま偏光レンズにしてしまうほうが、安全で合理的な場合もあるのです。
ちなみに、実際にメガネに装着してみると、ややメガネが重くなってしまうことや、キャストしていたり歩いていると、偏光レンズの部分がたまにズレてしまうことがあります。
そんなときも親指と人差し指だけで簡単に位置を修正できるので、わりと神経質な僕もあまりイライラすることはありません。
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