チニングでのジグヘッドの重さとアクションについて考えてみる

ラバージグで小チヌ釣り チニング

チニングを攻略していくうえでは、ボトムを主体に攻めることが必須なります。

そこで主に使用するのがジグヘッドではないでしょうか。

ジグヘッドとひとことで言ってもいろんな形のものがあり、僕の経験上では根掛りがひどすぎて使いたくないようなものもありました。

また、アクションをどんなふうにすればチヌにアピールできるのかでも釣果にかなりの差が出てしまうので、

今回は、チニングで使用するジグヘッドの種類や重さに加えて

ジグヘッドでのアクションをご紹介していきます。

チニングとジグヘッドの相性はいい

ゴロタ場

チヌの食性は根魚にちかい?

トップウォーターでも釣ることができるチヌですが、それはかなり活性が高い状態なので基本はボトム付近を探る感じです。
そもそもチヌの好物やシャコやカニなどで、砂の中に潜んでいるこれらのベイトを好んで捕食しています。

はじめてのポイントならまずボトムを探る

つまりチヌが最も捕食をするレンジといえば底付近ということになりますが、ボトムをズルズルと探るには根掛りもある程度覚悟しないといけないので、ジグヘッドにワームをセットして広範囲に探ります。

とくにはじめてのポイントで底の形状を把握することなくボトムをズル引きしていくと、ひどいときは一投目でいきなりガッツリ根掛りしてルアーを失う(ロスト)こともあります。

こんなときにハードルアーをロストしたりすると、もうそこでテンションダウン。「今日はもうやめようかな」みたいな気分になってしまいます。

とくに初心者さんのあるあるが、いきなりハードルアーを投げて一投目でロストして心が折れるみたいなこともあります。というかありましたw

1500円以上したバイブレーションをいきなりロストしたときのヘコみかたはそれはもう半端ないです・・。

ジグヘッドで中層を探ることも可能

ベイトフィッシュに合わせてレンジをあわせる

チヌの場合、そのときに捕食しやすいベイトを積極的に追いかける雑食性なので、もしも小魚が中層に多くいる場合は、ボトム付近を攻めても反応がないことが多くなります。

その場合は、ジグヘッドにストレート系やシャッドテールやカーリーテールなどのワームをセットして、その時のベイトがいるレンジに合わせてアピールしつつ探ることが大事です。

ジグヘッドのだと、ワームの種類をいくつか持っているだけで攻め方を変えながら探ることができるので、ポイントに入ってみて水中を観察してみて「小魚系のベイトが多い」と判断したら中層を攻める釣りにすることができます。

ジグヘッドでレンジキープはやや難しい

ボトムを探るなら、底をとってゆっくりと引いていけばそれでOKですが、中層を正確になぞっていくのはなかなか難しいです。

とくに夜などでほとんど水中の状態がわからない場合だと、「水面下1メートル付近を横方向に引き続ける」みたいなことはいがいとやりづらいものです。

ジグヘッドをキャストしてカウントダウンし、リールを巻くスピートを一定の速度でリトリーブさせるにはジグヘッドのウェイトやセットしたワームの大きさや重量にも合わさないといけないからです。

なので、水面直下20cmを正確になぞるならフローティングミノーのほうが簡単ですし、中層をただよわせるならシンキングペンシルやシンキングミノーがおすすめです。

ただ、そのときに適切なルアーを持ち合わせていない場合は、すこし軽めのジグヘッドを使用するとレンジキープしやすいでしょう。

チニングに適したジグヘッドの重さはどれくらい?

底をとるなら5g以上

ジグヘッドにどんなワームをセットして使用するかでずいぶんとジグヘッドのウェイトも違ってきます。

遠投するなら重めのものを使おう

これは単純に重いジグヘッドほど遠くに飛ばすことができるので重いほど有利ということになります。とくにやや大振りなワームでホッグ系のものだと、それだけで空気抵抗が増えて飛距離に大きく影響してしまいます。

なので、なるべく重いウェイトにするということと、それなりの重量がないと水深があるエリアではなかなか沈んでくれないので底をとるのに時間がかかってしまうからです。

すばやく底を取れるメリットも

チンニングに関してはフォール中に中層でヒットすることは比較的すくないので、ボトムを主に探る場合はすばやく底を取ることのほうが優先です。

チニングでのボトム主体のアクションは?

基本はボトムズル引き

チヌの食性を考えると砂泥まわりのカニやシャコ、小さなハゼなどがベイトになるので、これらのベイトに似せた動きをさせていきます。

基本的には底をズルズルとゆっくり引いていくことで広範囲を探っていくほうが、とくに初心者さんやはじめてのポイントではおすすめです。

ただし、はじめて場所では根掛りに悩まされることもあるので、ロストすることも覚悟しておきましょう。

ボトムシェイキング

シェイキングはバスフィッシングで使われるテクニックですが、チヌを始めとするロックフィッシュやイカ、タコ、イイダコなどソルトルアーフィッシングにも有効です。

シェイクさせるとは?

シェイキングはその名のとおり、ルアーを振動させるように動かすことを指します。

ずる引きをしながら時々ルアーを止めてシェイキングを入れることで近づいてきたチヌに食わせるための「間」を与えることもできます。

あまり活性の高くないけど、ルアーに興味を持ったチヌがなんとなく付いてきた場合などは、「簡単に食べれるなら食べようかな」みたいな感じで食ってくることもあります。

ボトムシェイキングのやり方

やり方は、底をとったらラインの張りを維持したままでロッドの先端部分をこまかくブルブルと動かしてやりながら、たるんだラインの張りをとるだけリールを巻いていきます。

ほとんど巻き取らなくてもできますが、ジグヘッドのウェイトが軽いと手前に動いてしまうので、砂地で軽いジグヘッドを使用しているなら少し巻き取るほうがいいでしょう。

ボトムバンプ

根掛りを回避するには、ズル引きではなく海底をすこしジャンプさせる動きをさせるほうが、格段にロストをへらすことができます。

エビやシャコを模したアクション

ワームをボトムバンピングをさせるメリットは、根掛りだけでなくアピール力の強さでもあります。

底をズル引きしている場合だと、海藻や岩などでチヌに見つけてもらえないこともありますが、海底付近をジャンプさせていくことでしっかりとアピールすることができます。

また、ワームがジャンプすることで、チヌの活性が上がることもあり、リアクションバイトにつながることもあります。

ボトムバンピングのやり方

イメージとしてはエビが海底から斜め上に跳ね上がるような動きをさせるので、底を取ったら糸ふけをとってから竿先を「ちょこん」としゃくりあげます。

あまり強くやりすぎると不自然なので魚が驚いてしまいますし、シャクリが弱すぎるとアピール力に欠けてしまいますので、使用するワームとジグヘッドの組み合わせで力の加減を変えていきます。

一例をあげると、10gのジグヘッドに5cmほどのホッグ系のワームをセットした場合だと、糸ふけと底をとってからロッドの先端を20cmから40cmくらいでロッドをややすばやく動かしていく感じです。

おすすめは「複合アクション」

今回紹介した三つのアクションの「ズル引き」「ボトムシェイキング」「ボトムバンピング」、この三つを組み合わせることで、チヌに警戒されないような探りを入れられたり、根掛りをしにくくしたりすることができます。

とはいえ、ジグヘッドは最適解ではない?

ワームケースと小物ケース

今回はチニングにジグヘッドを使う場合の基本的な使い方などのお話でした。
と、ここまで書いておいて「なんだよそれ!」というツッコミをいただきそうなのですが、僕の場合はチニングではほとんどジグヘッドを使うことがありませんw

なぜなら、チニングにおいてはジグヘッドを単体で使用するのは『最適解』ではないからです。

そのお話はまた別の記事でお話することにします。

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